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プロが厳選!【 家庭用溶接機 】おすすめ4選!

タイトル

DIYがブームの今、さらにハイレベルな『 溶接 』にチャレンジしたい

そんなあなたにオススメする。

今回のテーマは『 家庭用溶接機 』

溶接作業実績30年の経験を活かし

製造現場からリアルな生の声をお届けしていく

ものづくり商店です!

ヤバおくん

溶接って難しそう・・・。

新人くん

自宅でDIYで使う
初心者の僕におすすめの溶接機を教えて!

なおきち

溶接実績30年の私、なおきちが
あなたに最適な家庭用溶接機をご紹介します!

この記事では、自宅で溶接をしてみたい人、自分に出来るか不安なあなたに最適で失敗しない、週末の”もの作りが楽しくなる溶接機”を見つけることができます

オススメ家庭用溶接機までジャンプする。

タップできる目次

家庭用溶接機を選ぶポイント

家庭用溶接機を選ぶポイント
WikiImagesによるPixabayからの画像

自分にあった家庭用溶接機を選ぶポイントは

  • 何を作りたいのか
  • 溶接する量や大きさはどの程度か
  • 本格重視かお試し程度か
  • 溶接機は被覆アーク溶接機か半自動溶接機か

となりますが、

ここで選定を間違えてしまうと作りたいのに思うように溶接できない!となってしまうので注意が必要です!

なおきち

作りたいもので選ぶ溶接機が変わってきますよ♪

以下の基準を参考にしましょう。

重要視する基準は?

溶接機は作りたいもので選ぶ基準が変わってきます

例えば

作りたいもの重要視する基準
小物棚コンパクト・低電流域
溶接箇所が多い棚定格使用率(溶接時間が長い)・作業効率が良い
安全性を向上させたい(補強目的)高電流域・溶け込み(外れない)重視
溶接機を選ぶポイント

溶接機は被覆アーク溶接機か半自動溶接機どちらが良い?

結論:半自動溶接機が断然オススメ!被覆アーク溶接は難易度が高い!

圧倒的に半自動溶接機の方が楽です

『ベテラン溶接工10人』が全く同じ条件で作業する場合、被覆アーク溶接機か半自動溶接機どちらか選べと問われたら全員が半自動溶接機と答えるくらいの差があります。

なおきち

その理由を以下に説明します♪

家庭用溶接機には一般的に大きく分けて

  • 被覆アーク溶接機
  • 半自動溶接機

この2種類があります。

被覆アーク溶接機

被覆アーク溶接
被覆アーク溶接の様子

被覆アーク溶接棒をつかって溶接します。

屋外でも溶接が出来るのがメリットでしたが

家庭用でノンガスタイプの溶接ワイヤーがある現在、

溶接機の価格帯が安いというところが最大のメリットになっています。

溶接方法

クリップに溶接棒を取り付けて

溶接棒が品物に触れた瞬間から溶接が始まります。

溶接棒と品物の距離感がとても重要な溶接

溶接中は連続的に溶接棒がアーク(光)を出しながら短くなってくるので距離感をキープしながら移動させるのがポイント。

初めての場合、溶接棒と品物がくっ付いてしまう失敗が起き

力づくで離すと不意にアーク(光)が発生して目の前が真っ白になる状態を繰り返すことになると思います。💦

メリットがあまりないので筆者は被覆アーク溶接機をオススメしません。

なおきち

理由は、溶接に慣れるまで時間が掛かるのと溶接棒は必ず根元が残り金属ゴミが発生するのも私がオススメしない理由の一つです!

電源が入っている状態で溶接棒が皮膚に触れてしまうと感電することもあるので注意が必要です。

半自動溶接機

半自動溶接
半自動溶接の様子

半自動溶接は

コイル状になった溶接ワイヤーを使用します。

ワイヤーなので溶接が途切れることが無く作業効率が高いのが特徴です。

溶接方法

トーチと呼ばれる部分にスイッチがあり、押すとワイヤーが送球され、

ワイヤーが品物に触れた瞬間から溶接が始まります。

トーチと品物の距離感(ワイヤーの長さ=突き出し長さと呼ぶ)をキープしながら移動(溶接)できるかが綺麗な溶接が出来るかのポイントです。

家庭用溶接機の出力を考えると突き出し長さは10mm程度をキープして溶接すれば綺麗な溶接が可能です!

オススメ家庭用溶接機

なおきち

プロの目から見たオススメの家庭用溶接機をご紹介!

オススメ家庭用溶接機①

スター電器製造(SUZUKID)【オンラインストア限定モデル】

100V専用 インバータノンガス半自動溶接機 Buddy80 SBD-80MG

こんな方にオススメ!

  • これから溶接を始めたい
  • 家庭用のコンセントで使用したい
  • 簡単な小物を製作したい
  • なるべく安く抑えたい
  • 場所を取らずコンパクトがいい

オススメ度 

簡単なDIYをする程度ならこの溶接機がオススメ。

カラーも3種類から選べて見た目もオシャレです。

なおきち

最大出力が80Aと低めなので重量物を作るのは避けた方が良いが、
スタートアップには最適サイズ。
インバーターなので溶接も安定しやすいのが強み。

オススメ家庭用溶接機②

スター電器製造(SUZUKID)【オンラインストア限定モデル】

100V/200V兼用 インバータノンガス半自動溶接機 Buddy140 SBD-140

こんな方にオススメ!

  • これから溶接を始めたい
  • 家庭用のコンセントで使用したい
  • 重いものを乗せる棚などを製作したい
  • 低電流から高電流域まで幅広く使いたい
  • 本格的に溶接してみたい
なおきち

私の一押しはこちらの溶接機です!
この溶接機は必要な条件をほぼクリアしています!

オススメ度 

Buddy80の上位互換で200Vで最大電流値が140Aまで出せるのが強みです。

DIYで物を作る場合、最低80A~120Aの間でほとんどの物が製作可能といえます。

なおきち

こちらは同じ機種で、必要なものがセットになっていてお買い得!
購入後すぐに始められるのは良いですね♪
しかも迷彩柄!💦

なおきち

この機種は初心者からベテランまで幅広く使えます。
国内にいくつか営業所もあるのでアフターサービスも安心なのでオススメですよ!

オススメ家庭用溶接機③

EC Tool 半自動溶接機 100V ノンガス溶接機 MIG130 定格使用率35% ハイパワー アーク溶接機 60-120A 電流4段階調整可能

こんな方にオススメ!

  • とにかく安く抑えたい
  • これから溶接を始めたい
  • 家庭用のコンセントで使用したい
  • 簡単なDIYで使いたい

オススメ度 

この溶接機はとにかく安い!

にもかかわらず、最大で120Aまでの溶接が可能。

なおきち

定格使用率が35%と低めなので、長時間使用する場合は、本体の発熱を確認しながら作業することを推奨します。

オススメ家庭用溶接機④

HAIGE  溶接機 半自動 100V インバーター 小型 軽量 50/60Hz HG-MAGMMA-100A

こんな方にオススメ!

  • これから溶接を始めたい
  • いろんな溶接を試してみたい
  • 家庭用のコンセントで使用したい
  • 効率よく溶接したい

オススメ度 

この溶接機の面白いところは、

半自動溶接と被覆アーク溶接の2種類が出来るというところ。

定格使用率が60%と高く、連続して作業が出来るのも強みではないでしょうか。

なおきち

普段は半自動溶接を使用して、高い所や狭い所など、溶接がやりずらい場所は被覆アーク溶接に切り替えるなどメリットを上手く利用するのもアリです!

ここから先の記事は、私がなぜこれらの溶接機をオススメしたのかをさらに深掘りして説明していきます。

溶接とは

溶接とは
Borko ManigodaによるPixabayからの画像

溶接』とは、2つ以上の金属を熱や圧力で溶かし、

一体化させる作業で、

家庭用溶接機では主にアーク溶接と呼ばれる溶接方法となります。

ボルトやナットを使用しないで固定できるので製作したものが重くならないというメリットがあります。

資格は必要か?

資格は必要か
Лариса МозговаяによるPixabayからの画像

一般家庭で使用する分には資格は不要です。

但し、溶接は特殊な技能で大変奥が深いです。

知識や技能を深めたい方はYouTubeや書籍、講習会などに参加して腕を磨くのも良いかと思います。

ちなみに資格の正式名称は溶接技能者評価試験といい、

溶接工と呼ばれる職人たちは

この資格の『基本級』から勉強して

より難しい『専門級』にチャレンジしていく過程をすすみます。

ものづくりが好きな人には魅力的な世界なのは間違いありません。

なおきち

溶接に興味のある方はこちらをお勧めします。
基本的なところはこの書籍でカバーできますよ♪

なおきち

もう少し深堀りしたい場合はこちらがおすすめ。

家庭用溶接機とは?

家庭用溶接機とは
alefonteによるPixabayからの画像

家庭用溶接機とはその名の通り

一般家庭の電源をつかって簡単に利用できるのが特徴。

私たち専門家が使っている溶接機との主な違いは

  • ノンガスタイプ(シールドガスが不要)の溶接ワイヤーがある。
  • 100Vのコンセントから電源を取れる。
  • 定格使用率というものがあり、使用時間に制限がある。
なおきち

以下で説明します。

ノンガスタイプの溶接ワイヤーとは

半自動溶接機で溶接する場合、

溶接ワイヤーの周りに気体のガスを噴射して周囲の空気を遮断しながら溶接(シールドガスと呼びます)しますが

ノンガスタイプの溶接ワイヤーにはフラックスというものが入っているため不要となります。

ただし、溶接した後にこのフラックスが溶接表面に浮き出てきますので

綺麗に除去してあげる作業が必要です。

この違いがガス使用有無の大きな差です。

100Vのコンセントから電源を取れる

通常、専門家が仕事で利用する溶接機は200Vが主ですが

家庭用として使用するので100Vからも電源が取れるように設計されています

なおきち

これはありがたいですね♪

定格使用率とは

定格使用率とは

10分間の中でどれくらいの時間、溶接できるかというもの

使用率60%の表記なら10分中に6分間だけ使用できるという意味。

ここは家庭用溶接機といったところで、

連続して使用していると溶接機本体も熱を持ってきます。

定格使用率が設定されているとはいえ溶接機の熱の持ち方も

確認しながら使用していくと購入後も長く付き合っていけるポイントとなるでしょう。

溶接する際に気を付けるポイント

溶接する際に気を付けるポイント
Adrien VillezによるPixabayからの画像

溶接作業は大小問わず重量物を扱うことになり、火花(スパッタ)が発生する作業です。

作業の際は以下に気をつけましょう。

  • 十分な作業スペースがあるか
  • 可燃物を近くに置いていないか
  • 防護具は着用しているか
なおきち

詳しく解説します!

十分な作業スペースがあるか

万が一のアクシデント(製作品の落下など)が発生した場合に

とっさに回避が出来るようにある程度の作業スペースが必要です。

可能であれば屋外でも作業が出来るので

周りに何もないようなところで作業することをお勧めします。

可燃物を近くに置いていないか

溶接作業では火花(スパッタ)が発生します。

紙類や布類など可燃物が近くにあると燃え移り大変危険です。

必ず作業場所から離しておきましょう。

なおきち

私も溶接後に隣を見たら
図面が燃えていたという
失敗経験があります💦

防護具は着用しているか

溶接作業においては危険のリスクがいくつかあります。

ただし、このリスクを回避するために防護具を正しく身に着けていれば大きな心配は不要です

なおきち

溶接作業のリスクと確実に守ってくれる防護具を紹介♪

リスク① 火傷 

溶接時の温度は約5,000℃~7000℃。

鉄の融解温度は約1,500℃なのでかなりの高温。

これらを防ぐために

  • 綿100%生地の服装(作業服又はデニムでもOK)
  • 革手袋
  • 溶接用の安全靴
  • 皮エプロン

を着用しましょう。

なおきち

正しく身に着ければ火傷のリスクは回避できます!

リスク② 紫外線

溶接中のアーク光では強い紫外線が発生しています。

この光を長い間見てしまうと

雪目(電機性眼炎)と呼ばれる症状が出ます。

なおきち

私たちは目玉焼きと呼んでます。

角膜の表面が傷つく病気で、

症状としては

  • 結膜の充血
  • 目がゴロゴロする
  • 涙が出る

などの症状が出るためとてもつらいです。

ほとんどの場合、翌日には回復しますが

出来れば避けたいところ

予防策としては、UVカット付きの防護眼鏡の着用をお勧めします。

溶接する際は溶接面を使用します。

溶接がしっかりと溶け込んでいるかを溶接ガラス越しに目で確認しながら作業することになりますので

必需品です。

リスク③ ヒューム

溶接中では加熱により粒子状物質(ヒューム)が発生します。

ヒュームは0.1μと目に見えないほど細かく、肺の奥深くにまで入り込むと

じん肺になるリスクがあります。

このリスクは数十年続けている方たちの場合でDIY程度であればほぼ心配はないと言えます。

なおきち

私たちは年に2回じん肺の定期検診を受診していますよ。

これを防ぐために防護マスクを着用しましょう。

なおきち

家庭用で使用するのであれば使い捨てがオススメ!
溶接ヒュームに対応したDS2規格で
排気弁が付いているので呼吸がとても楽です♪

オススメ家庭用溶接機までジャンプする

まとめ

いかがだったでしょうか。

家庭用溶接機も日々進化を遂げて、

プロの目から見ても使いやすく工夫がされているのを感じます。

また、DIYブームから見た目もオシャレになってきており、

溶接が身近な存在に近づいているのではないかと感じています。

溶接はとにかく知識と練習が必須です。

YouTubeや書籍などで知識を吸収した後は、

どんどん実践していきましょう。

溶接技術を身に着ければDIYの幅は格段に広がります

この記事を通じてあなたの人生が豊かになっていただければ幸いです。

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