作業実績30年の経験を活かし
現場からリアルな声をお届けしていく
ものづくり商店です!
今回のテーマは5Sってなにすりゃいいの?
5Sって聞いたことあるけど、結局のところなにすりゃいいの?
製造業ではもはや当たり前に聞く【5S】。
今回は改めて 5S について解説します。
この記事では5Sはもとより、5Sの珍しいテクニックを学ぶことができます。
5Sとは
- 整理 (SEIRI)
- 整頓 (SEITON)
- 清掃 (SEISOU)
- 清潔 (SEIKETU)
- 躾 (SITUKE)
5Sとはこの5つのローマ字読みの頭文字をとったもの
5Sの目的と効果
5Sの目的
仕事を効率良く、働きやすい環境を整えること
5Sの効果
- 安全性向上
- 品質向上
- 生産性向上
- 従業員の意識向上
- 従業員のストレス低減
以上の効果が期待できます。
詳しく説明します!
整理
必要なものと不要なものを分けて、不要なものは処分すること
まずはここからです!
全てはここからはじまります!
ポイントは
- よく使用するものは近くに置いておく。
- 1年に1度の使用頻度程度なら離れた場所に置く。
- 3年以上未使用なものは、迷わず捨てる。
整理の効果的なやり方として
『 赤札作戦 』を実施することをオススメします。
赤札作戦の詳しいやり方はこちらを参考に♪
整頓
分かりやすいようにきちんと置いて、誰にでもわかるように表示をすること
『 整理 』 が完了したら、
どこに何があるのか『 3定 』活動を推進します。
- 3定とは
-
『定位置・定品・定量』の略で決められた場所に決められたものを決められた分だけ置きましょうという考え方
また、テプラ作成やラミネート加工を利用して
誰が見てもわかる『 見える化 』をする
大きな棚を使用する場合は、
『 アドレス(番地)と早見表 』を作成しておくと
必要なものが見つけやすくなります。
清掃
ゴミや異物などが無い、きれいな状態にすると同時に細部の点検も実施する。
清掃ではとにかくきれいにしておけば良いと思われがちですが、
清掃の際に設備などに異常がないか
確認しながら行うようにしましょう。
普段、見えなかったところに異常が見つかることもあります。
又、ヒュームやオイルミストなどで見た目が汚れてしまう場合は、
霧吹きなどを利用して、
アルカリ性の洗剤で清掃すると、
驚くほどきれいになります。
1つの作業が終了するごとに清掃(1作業1清掃)
を心がけるときれいな状態を保てますよ。
清潔
3S(整理・整頓・清掃)を維持すること
3Sを維持継続する事がとても大事です。
でもこれがなかなか難しい・・・。
そこで私のおすすめは『 3S計画書兼チェックシート 』です!
具体的な方法として、3Sの必要項目を縦軸に明記。
横軸に稼働日が手書きで書けるようにしておきます。
月の初めに3S必要項目の横に今月の稼働日を手書きで記入し1か月分の3S計画を立てます。
あとはこの計画通りに時間を決めて実施するだけ。
このシートにどの程度出来たかを評価出来るようにしたり、出来なかった理由なども記入
出来るようにすると、今後にいかせます。
躾
決められたルールを守り習慣づけること
決められたことを決められた通りにすること。
これが出来なければ、維持継続はむずかしいですよね。
お互いに意識するように、注意喚起もほどよく行う必要があると思います。
そういうことだったのか!5Sってとても大事だね!
まとめ
いかがだったでしょうか。
5Sは会社のために行うものではありません。
私たちが快適に安心して且つノンストレスで働けるようにするためのものです。
製造現場の皆さんには、毎日欠かさず最低10分以上は3Sの時間をとることをお勧めします。
それが結果的に、働く皆さんの安全や品質、生産性、賃金向上に大きく寄与するからです。