製造業に転職というと・・・。
不器用なので向いてない!
体力に自信がないからムリ!
みたいに思っていませんか?
そこで今回は、
私、なおきちが
製造現場歴30年の経験から
実際に働いている私たちの生の声をお届けし、
製造業の良い所と悪い所を解説します!
この記事では、製造業に転職すると起こるメリットとデメリットを詳しく解説して、製造業に就職したあなたの成功イメージをつかむことができます。
製造業に転職するメリットへジャンプします
製造業に転職するデメリット
まずは、製造業に転職すると起こり得るデメリットを挙げて解説していきます。
製造業のデメリットは
- 3K職場(キツイ・汚い・危険)が業務によってある
- 報酬が少ない(※)
- 業種によっては飽きる
くわしく説明します!
3K(キツイ・汚い・危険)が業務によってある
3Kとは
ローマ字読みの頭文字をとったものです。
- Kitsui (キツイ)
- Kitanai (汚い)
- Kiken (危険)
さらに深掘りします
キツイ
体力的に疲れる、しんどいということ
業種によっては
- 重いものを運搬しなければいけない。
- 長時間働かなくてはいけない
- 立ち仕事で足が痛くなる
- 腰痛になる
などという事が事実起こりえます。
このような職種を検討する場合は
年齢、又は体力的にあなたの体がついていけるかどうかよく吟味し面接の際に詳しく確認することをお勧めします。
若いうちからキツイ仕事のなかで体力を付け、仕事に慣れるみたいなアスリートタイプの人(私です💦)もいますが、体力に自信のない人は選択から外しましょう
汚い
ものを作る際には
- 油
- 切りくず
- 溶剤
- 粉塵
など汚れの原因となるものを使用したり、発生したり...。
そのため、汚れても良い服装として作業服を着用します。
仕事中は作業に集中しているため、大半の人は汚れについては全く気にしませんが、
休憩時間や終業後に作業服が汚れていることに気が付くなんてこともあります。
ほとんどの会社には更衣室がありますので着替えてから帰宅しても良いでしょう。
あえて、真っ白な作業服を選ぶ企業もありますが、製造業での仕事は、『ある程度の汚れはつきもの』という事を理解しておきましょう。
製造業で働いている方が、普段はきれい好きだったりという場合もありますよ♪
危険
ものを作る際に起こり得る危険のリスクとして
- 落下
- 飛散
- 火傷
- 裂傷
- 巻き込まれ
などがあります。
これらを回避するために
- 危険予知能力を身につける
- 正しい安全のルールを理解する
- 防護具を正しく着用する
- 5Sのレベルを上げる
などが挙げられます。
労災が発生する企業や人にはこれらのレベルが低い傾向にあります。
企業の風土としてこれらが根付いているか教育が定期的に実施されているか確認が必要です。
5S関連の記事はこちらを参照ください♪
報酬が少ない
結論からいうと
その根拠として
国税庁の調査によると、
令和3年度の全体の平均給与は443万円に対して製造業は516万円とその差は73万円高くなっていることがわかります。
業種 | 平均給与額 |
---|---|
全体の平均給与 | 443万円 |
製造業 | 516万円 |
しかしながら、業種・業態によっては低賃金な企業があることも事実です。
よって、
報酬が低いとされる理由は、業種・業態によると判断し、転職の際は求人票の賃金欄を確認、把握して挑みましょう。
製造業といえども業種は多岐にわたり
- 鉄鋼
- 木工
- 精密機器
- 繊維工業
- プラスチック成型
など、数十種類の業種があります。
日本の製造業で代表的な企業として
- トヨタ自動車
- ダイキン工業
- クボタ
- 小松製作所
など、世界のトップ企業が製造業として日本の成長を押し上げています。
業種によっては飽きる
大手企業の関連業務となると
同じ作業を延々と繰り返していく工程もあります。
慣れから仕事内容によっては飽きてしまい
自分はいったいこんな所で何をしているのだろう・・・。💦
と考え込んでしまうことも予想されます。
事実、私も経験してます💦
対策としては
- 仕事の中身や重要性を理解する
- 数値目標(個数・時間・金額など)を立てメリハリをつける
- 目の前の仕事を改善して自分から仕事を変えていく
- 上司に自身のキャリアプラン(自身の今後の予定)を相談し心にゆとりをつくる
など、モチベーションを上げる工夫や将来の展望を把握していると継続的に続けて行けるでしょう。
私のおすすめは『自分から改善して仕事を変えて行くこと』です
改善で環境の変化を楽しみながら、
そして結果を残せば説得力、発言力が増し、
異動や昇進の可能性も上がります♪
しかしながら、環境によってはどうにもならない場合もあるでしょう。
心が疲弊してしまっていては仕事どころではありません。
そんな場合は次のステップ(転職)も視野に入れても良いでしょう。
これらのデメリットはすべての業種が当てはまるわけではありませんのでご了承ください。
【退職代行ガーディアン】製造業に転職するメリット
ここからは、製造業に転職すると起こり得るメリット(良い所)を紹介します。
製造業のメリットは
- 景気の波があまりない
- 専門職(特殊工程)は高収入
- やりがい、達成感がある
- 製造業の中に3Kが無い仕事もある
- DIYに強い
- 転職がしやすい
私自身が経験し、実感していることを解説します♪
景気の波があまりない
リーマンショック、コロナによる感染拡大、ウクライナ情勢や半導体不足など世界規模で変動することに景気が左右されることもありますが、総じて安定している業種といえます。
不景気の合間に内部留保が確保できているため、不景気の荒波が来ても対応できるのが理由の一つでしょう。
専門職(特殊工程)は高収入
製造業には『特殊工程』と呼ばれる専門職があります。
- 溶接
- 表面処理(塗装・メッキなど)
- はんだ付け
など
見た目の検査工程では簡単に判断できない作業で且つ製作難易度が高いのが特徴です。
これらの業務は作業者の技量に委ねられる部分が多く、作り方によって企業側には高収益のチャンスがあります。
短い時間で正確に作り上げることができる作業者は優遇され、高収入を得ることができます。
やりがい・達成感がある
製造業はモノ作り。
何もないところから形が出来上がった様子はおのずと達成感が生まれます。
ただし、そこにたどり着くまでには教育や資格など経験を積み重ねていく必要があり、ここを乗り越えると知識や技能が上がり、また次の新しい景色が見えてきます。
こうなると、また次の景色を見るために努力する。
これが製造業のやりがいです。
また、改善提案制度がある企業では目の前の問題を改善していくと報奨金が出るしくみになっており、
自分の提案が会社に認められ、さらに自分の仕事がしやすくなるためやりがいが出て来ます。
製造業の中に3Kが無い仕事もある
製造現場の中には3Kが無い仕事もあります。
それは、
職種 | 仕事内容 |
---|---|
検査 | 製作したものに不具合が無いか外観や計測器などを使い確認する |
設計 | CADなどを利用して図面を書く |
ピッキング | 製作部品を事前に揃える |
これらの仕事は体よりも頭を使い、正確性が求められる業務です。
そのため、女性が活躍している企業もあります。
女性や体力に自信の無い方はこちらを選択すると良いでしょう。
DIYに強い
製造業に長年従事していると知識や技能が自然と身に付きます
これがプライベートでも強みを発揮します!
例えば
- 図面が読める
- 見た目で長さがわかる
- 製作前に完成形をイメージできる
- 水平・平行つかめる
- ビスのサイズが見た目で判断できる
などのメリットがあり
ホームセンターなどで購入してきた棚程度なら難なく組み立てる事が出来るようになるでしょう。
自宅で溶接機を購入して棚を作ったり、ウッドデッキを一から施工してしまう強者もいますよ♪
転職がしやすい
製造業に従事していると、資格を取る機会が増えます。
履歴書の資格欄にはたくさんの資格が並ぶことになるため
面接が優位になるのは間違いありません。
若いうちからたくさんの資格にチャレンジして必要とされる人材となりましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私の経験則でいえば、製造業は誰でも出来る業種です。
不器用な人でも最初は手こずることもありますが、訓練を積み重て見違えるようにテキパキと出来る様になった人、自信を持って新人に指導出来るような『人財』になった人達を私はこれまで何人も見てきています。
体力に自信が無く、やせ細った男子が今ではガッチリ体型でリーダーとなっていたり・・・。
そうなると自信やゆとりが生まれ仕事も楽になって好きになる。
こうなってくれば最高かなと思います。
『モノ作りは人づくり』という言葉があるように良いものは良い人から生まれます。
この記事があなたの新しい人生の手助けとなりますように。