作業実績30年の経験を活かし
現場からリアルな生の声をお届けしていく
ものづくり商店です!
今回のテーマは整頓!
とてもきれいに整ってるね!
僕にもできるかなぁ・・・。
『 整頓 』とは必要なものを必要な時に必要な分だけ取り出せる状態じゃ!
整理が完了したら、整頓に入ります。
整理ではいるものと、いらないものを明確にしました。
整頓はどのように実施していくのが良いのでしょうか?
この記事では会社で役立つ『整頓』のあるべき姿について学べます。
分かりやすいようにきちんと置いて、誰にでもわかるように表示をすること です。
まずは具体的な考え方をお伝えします。
整頓の目的と効果
整頓の目的は
誰もが簡単に必要なものが出し入れできるようになることです
効果は以下の通りです。
整頓の効果
- 生産性の向上
- 安全性の向上
- 従業員のストレス軽減
- 来訪者から高評価を得られる
以上の効果か得られれば、働く私達がムリ無く働ける環境に近づきます
まずは基本の考え方を説明します
3定(3T)という考え方
3定(3T)という言葉をご存じでしょうか?
3定(3T)とは
- 定位置 (TEIITI)
- 定品 (TEIHIN)
- 定量 (TEIRYOU)
の略称で
この考え方をベースとして
整頓の手法を紹介します
整頓の手法
整頓にもさまざまな方法があります
手法① 見える化
見える化=可視化=『 目で見る管理 』ともいわれますが、
見ただけで判断が出来る手法です
見える化の具体例として
色分け化
色で使い分け、すぐに判断できるようにしているのが色分け化です
- 工具を用途別に
- 機械設備の稼働状況をライト(照明)別に
- 資料ファイルの外観を用途別に
- ガスボンベの種類を容器別に
- 3色ボールペンで書く内容を重要度別に
以上のように色別によって判断できるのが特徴です。
定量化
決められた量に目印などを設定し基準を設けるのが5Sの定量化です
- 車の燃料計の目盛り
- 液体透明容器に張る目印
- 限度見本を写真やイラストで掲示する
- 置けない状況をつくる
- 戻せない状況をつくる
- 限界点(発注点)を決める
以上のように限界点を設定するのが特徴です
形跡表示
形跡表示とは工具などの形を型取りし
形に合ったものしか置けないようにする方法。
形跡表示の製作方法として
- プラスチック段ボールや厚めのマットなどにカッターで切り抜く
- 壁面の穴あきボードにマジックで工具などの輪郭(外周を記入)
- 工具の裏面(下面)に写真を貼る
この手法により
ものを持ち出した際に
形跡だけが残るため
使用中であることがわかります。
持ち出す際に、
名前の付いたラベルを置いておくと
だれが持って行ったのかがわかる
手法も良いでしょう。
表示の作成
置き場を設定したら、表示をしましょう。
- 名称
- 個数(最大数)
- サイズ
用途にあわせて明記します。
ラベルシールやテプラ作成、ラミネート加工などを利用するのがおすすめです。
まとめ
整頓がすすむと誰が見ても
どこに何があるか判別でき、
ものを探すという作業がなくなります。
又、必要なものしか置かないため、
安全性、生産性も向上します。
『 必要なものを必要な時に必要な分だけを常に取り出せる状態にしておく 』
この状態を維持継続することが重要です。