作業実績30年の経験を活かし
現場からリアルな生の声をお届けしていく
ものづくり商店です!
今回のテーマは整理!
普段やってる整理となにがちがうの?
製造現場の整理はひと味違もふた味も違うんじゃ!
『 整理 』と言ってもさまざまな意味がありますが、製造現場における『 整理 』はこだわり抜いた方法で工夫がされています。
ここでは製造現場における、こだわりの『 整理 』の手法が学べます
必要なものと不要なものを分けて、不要なものは処分すること
つまり、いるものといらないものを『いかに上手く分別していくか』がポイント。
以下では分別のテクニックを教えます。
整理の目的と効果
『 整理 』とはいるものと、いらないものを分けること
いらないものが、いるものの中にある状態では
探す手間が増えてしまいます。
必要なものがストレスなく見つけ出せる環境を作ることが目的です。
整理の効果
整理の効果は以下の通り
- 探す時間の短縮
- ムダの排除
- 従業員のストレス軽減
- 社風のレベルアップ
- 新しいスペースの確保
- 安全性の向上
整理の手法
具体的な手法を紹介します
赤札作戦!
不要品を見極める方法としておすすめ!
赤札作戦はその名の通り赤色の札
(カードサイズ程度の赤ベースの紙)を
不要だと判断したものに
ペタペタ張り付けていく活動。
赤札には
- 貼った人
- 日付
- 種類(区分)
- 品名
- 数
- あった場所
- 赤札理由
これらが記載されていると活動がスムーズに進みます。
作戦 ① 『 とにかく貼る! 』
不要なものに貼る
期間はだいたい1週間でよいでしょう
日頃の仕事から離れ
みんなでワイワイやりながら活動出来るのはとても楽しいですよ♪
ニンゲンには貼るなよ!
作戦 ② 『 処置 』
直属の上司または責任者が
処置判断をします
赤札品を1カ所に集結させて判断するのが良いでしょう
自部門ではいらないのものでも、他部門では必要な場合もあります。 なるべく1カ所に集結させて判断するのがポイント
元々あった場所が赤札に記載されているといざ問題があっても元に戻すことが可能です♪
作戦 ③ 『 仕分け 』
赤札作戦で戦力外通告を受けたものたち。
これらを以下に仕分けしていきます。
未使用期間 | 処置 |
---|---|
3年以上 | 廃棄 |
1年以上3年未満 | 倉庫などに置き場を設け保管、その後、1年使用履歴がなければ廃棄 |
1年未満 | 元々使っていた場所の離れた所で保管、その後、1年間使用がなければ倉庫へ保管 |
処分は責任者が最終判断をします。『廃棄したけれどやはり必要だった』では困るので慎重な判断が必要です
まとめ
いかがだったでしょうか。
いらないものを明確に判断する方法。
処分されると作業スペースも解放され、
同じものを何度も購入してしまうこともなくなります。
ぜひ活用してみてください。