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5S活動『清掃』を極める

タイトル

作業実績30年の経験を活かし

現場からリアルな声をお届けしていく

ものづくり商店です!

なおきち

今回のテーマは清掃!

新人くん

清掃ってただ掃除すればいいんでしょ?

はにわくん

掃除も大切じゃが、それだけでは不十分じゃな 

整理・整頓が完了したら、

この状態を『 清掃 』で維持します

5S活動における 『 清掃 』にはきれいな状態を維持することとは別に必要なことがあります。

この記事では あなたに役立つ『 清掃 』の考え方と具体的な方法、維持継続ができる手法が学べます

清掃とは

ゴミや異物などが無い、きれいな状態にすると同時に細部の点検も実施する

つまり、『 清掃 』をしながら 『 点検 』する

がポイントとなります。

なおきち

順番に説明していきます!

タップできる目次

清掃の目的と効果

清掃の目的:きれいな状態にすること

当たり前のことですよね♪

誰が見てもきれいな状態にすることが、

清掃の目的。

清掃の効果①:安全性の向上

清掃が行き届いていると、

障害のリスクが軽減されます。

具体例として、

  • 誤作動(表示が見えない)
  • 滑る
  • つまずく
  • 飛来・落下
  • 感電・火災

などの危険が回避できます。

特に汚れで表示が見えないために

ボタンを間違えてしまう誤作動はありがち。

なおきち

私もヒヤリ経験があります。
気を付けましょう!

清掃の効果②:品質不具合の低減

清掃をすると、

品質不具合が減少します。

その理由として

  • ゴミ・異物混入リスクが減少する。
  • 設備故障による納期の遅延が無くなる。

などがあります。

清掃の効果③:生産性の向上 

清掃をすると、

作業環境が良くなります。

その結果、

  • 集中力が高まる
  • 段取り効率が向上する
  • ムダな動きが減る

などの付帯効果を得ることができます。

清掃の効果④:営業マン

清掃をすると、

会社全体が営業マンとなってくれます。

会社見学や面接に来られた人達が目にしたとき、

このタイミングでほぼ会社の印象が決まってしまうと言っても過言ではありません。

特に来客者が見るポイントは

  • 安全性は確保されているか
  • 品質管理は出来ているか
  • 納期対応は可能かどうか
  • 生産性を上げる努力を続けているか

などです。

逆に『 清掃 』が出来ていれば、『見せる営業』が可能になります!

いろんな清掃の手法

清掃の仕方にはさまざまな方法がありますよね。

なおきち

ありきたりな方法から、
変わった清掃の仕方を伝授します。

掃き掃除

言わずと知れた、

ほうきとちりとりを使います。

なおきち

私の会社では、床清掃の場合、T字のほうきをメインで使用して集め、集めたゴミを短めのほうきとちりとりを使って回収してます。

新人くん

その方が効率的なんだね♪

T字ほうきの方が広範囲で且つ、細かいゴミが清掃が出来るのがメリットです。

なおきち

広範囲の清掃はこちら

なおきち

ごみ回収時はこちらを使用

T字ほうきは劣化しても先端だけ交換できるので環境的にも経済的にもグッド!

拭き掃除

雑巾(製造現場ではウエスと呼びますので、以下ウエス)を使用し

汚れている部分を拭き上げます。

汚れ具合に応じて、用途を変えます。

具体例として

汚れ具合方法
表面上に付着程度の汚れ乾拭き
水で取れる程度の汚れ水拭き又は中性洗剤を使用
油汚れアルカリ性の洗剤を使用しウエスで拭き取る

生産現場用としてアルカリ性の洗剤が売られていますので

購入してみるのもよいでしょう。

汚れに応じて水で濃度を変更できる原液タイプがおすすめ。

磨き掃除

製造現場では長年の使用によりとてつもなく頑固な汚れが存在します。

そんな時は、磨く、又は削り取る方法もあります。

具体例として

  • ワイヤーブラシ(ワイヤーが束になったもの)で磨く
  • バフにて研磨
  • グラインダーにて切削
  • ジェットタガネによる斫り(ハツリ)

手動での磨きはこちらを使用

なおきち

グラインダーにカップ形状のワイヤーブラシを取り付けても効率的だね!

バフでの研磨はこちらがおすすめ

なおきち

私の経験上、デュアルアクションサンダーは空研さん1択です!

グラインダはこちらがおすすめ

ジェットタガネはこちらがおすすめ

これらの作業は、キズや削れ、打痕などが発生しますので、あくまで最終手段として用いましょう。

清掃を維持継続するには

清掃活動を継続していくにはどの様にしていくのが良いでしょうか?

汚れが出ない・出にくいを目指す

清掃は日々行いますが、汚れやゴミが

  • 出ない
  • 出にくい
  • 清掃しやすい

これらを目指しましょう。

チェックシートを活用しよう

筆者がオススメするのは

『 3S計画書兼チェックシート 』です。

どこを清掃するのか月に一度

毎日の計画を立て

日々清掃する項目をチェックシートで確認し

実施していくという手法です。

最低毎5分以上

清掃の時間に充てる必要があります。

特に鉄粉や切りくずなど、

大量にゴミが排出される製造現場では

日々、10分以上の清掃が必要となります。

毎日の業務で疎かになりやすいですが、

この『 清掃 』が抜けると5Sの効果も無くなるといえます。

どのタイミング(時間帯)で清掃をするのかを明確にしておくことが継続につながります。

清掃しながら点検もする

5Sの『 清掃 』には清掃しながら点検することが大切です。

新人くん

理由は清掃の『 効果 』を得るためだったよね。

点検と言っても設備だけを言うのでは無く、

普段使用している作業台や工具も含まれます。

点検の際に異常を発見したら、

すぐに対処または責任者に相談しましょう。

はにわくん

遅ければ遅いほど事態は深刻になるんじゃ!

『清掃 』における点検は点検自体がメインではありません。

正式な点検は定期的な保全チェックシートや

外部のメーカーメンテナンスで実施していくのが良いでしょう。

まとめ

清掃の目的は単純にきれいな状態にしていくことですが、

その効果は大きく、

安全・品質・生産性・営業面に大きく寄与します。

チェックシートなどを活用して維持継続することで

最終的に作業をしている皆さんが

安心して働ける環境になると思います。

実践していきましょう!

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